6月第二週まとめ
Contents
急にきたドル高
金曜のNYタイムあたりで急激なドル高。FOMCに関しての期待が高まっているのだろうか。
ドル買いポジション持ってたけどリスク高いなって損切りしたんだけど、してやられたなあ・・・・・・。
金曜はポジポジ病だった
やる必要のないトレードしてる感が半端なく、自己嫌悪に陥ったので金曜はドル円を決済してダメージを減らすことを選択。
保有ポジションはいまのところこんな感じ。ポンドドルの注文に関しては後述。
米金利
13SMAを明確に下に抜き、20SMAも下に抜いて確定。1.5を下抜いたのは予想外だが、ドル高に連動してるのは非常に気持ち悪い。
このドル高がテクニカルによるもの、ポジション整理によるものかはわからないが、少なくともドル高=金利高というパターンではなさそう。
逆に金利が下がってもドルの下げが限定的である点を見ると、この相場ではその相関で考えないほうが良さそう。
日足。下の緑のインジケーターはダウとの相関を表している。
週足だとダウと相関関係にあったが、日足で見ると最近は逆相関に近い動きをしているようにも見える。つまり、金利が上がれば株が下がるという動き。
まあ、これを見て「相関がある」といえるような形ではないにせよ、もしかするとこの金利の低下は「株はまだまだ底堅い」という意識から来ているのだろうか?
トレンドラインを微修正。まああんまアテにできるものでもないけど、とりあえず下降トレンドは下に加速したと見てもいいかも。週足のラインに対する反応の行方を見る感じかな。
金
ゴールドは週足の雲に回帰し20日SMAを下に抜いて確定。つまり元気がない。これはドル高が原因かな。
まだ20日SMAは上向きだから上昇の流れになってもいいんだけど、ちょっとドル高が加速するようであれば金は下目線になるかもね。
ダウ
相変わらず強いが、ちょっと調整色が出て13週SMAに接近。というかこのトレンドラインがそもそも強すぎなのでこのトレンドラインを下に割ったとして下落するかといわれると微妙だけど。
FRBのスタンスとして「株価を下げたくない」というのがあるが、ここで直近に控えるFOMCでどうなるかって考えると・・・・・・
FOMCでテーパリング示唆、つまりドル高局面になると株が落ちるわけだが、そうなると現状のこの形ってちょっと厳しさあるんですよね。
って考えると、またいつもの「雇用回復には程遠い」というコメントとともにドルは失望売りされるのが僕のメインシナリオかな。雇用統計、失業率も数字は悪くないけど、黒人系の失業率がまだ高いので雇用回復してるとは感じられない。
やはりジャクソンホールまではこの相場は続くのかなあとは思っていますが、まあ6:4ぐらいで正直わからんぐらいの目線でいることにする。
相場ってのは大体自分の思惑とは違う方向に動くもんだしね(笑)
NASDAQ
金利低下に反応し、強い。ドルとの相関はちょっとよくわからんけど。
この勢いのまま、さらに上昇していくようであれば株高がまだ続く相場、つまりドル安の理由にはなるというか、ドルの仕込み場がまだ続く可能性が高い、って感じ。
まあ全部FOMC次第ではあるけど・・・・・・。
ただ、テーパリング自体はまだ先な感じはするけど、言及があるだけでチャートは反応するだろうし、ドットチャート次第ではテーパリングを織り込む相場にシフトするかも知れん。
FRBが株価を下げないことを意識している以上、情報を小出しにして急激な変動を抑えたい・・・・・・とするなら、理想は株をこの高値圏に留まっている今、テーパリングについてちょっと言及する、ぐらいの小出し感は覚悟した方がいいかもですね。
まあようするになんもわからんのだけど(笑)
ドルインデックス
週足は陽線で確定できたので、ダブルボトムという見方が強い。
ボリンジャーバンドもエクスパンションしそう。つまりスイングポジションはドル高方向に持ちたい。
一応今ドル安方向のスケベポジションを持っちゃってるわけだけど、月曜にこの直近高値を越えられるかどうかっていうのは大きそう。
その他インデックス
週足だとこんな感じ。ユーロはダブルトップ、ポンドはちと弱い形、円と豪ドルはちょっと微妙な形。どちらかというと下だけど、まだ明確な感じは出てない。
ドル高方向にポジションを持つなら、ユーロかポンドに照準が行くかなあ、って感じ。
ユーロインデックスの日足を見ると、20日SMAが横ばいに近づいている。まだ上を向いているので上に行く可能性も考慮できるが・・・・・・
これを支持するファンダ根拠としてはPEPPの継続かな。ロシアのドル排除はあんま材料として見られていないのかも。
ポンドは非常に重要な局面にいる。こちらも20日SMAは横ばい気味で、なんだか三尊のような形が出てきている。
一応、原油も強いのでまだ上に行く可能性もあるし、キリのいいサポートラインなので、ここからドル安になるのならば吹く可能性は高い。
豪ドルも週足のトレンドラインに触れ、2回目のチャレンジ。
コロナショック以降の上昇トレンドがいま約440バー続いており、クソデカ三尊が現状だいたい110バー程度。サイズ感としてはちょうどよく、20日SMAが下向いていることを考えると下目線。ゴールドも弱い形をしているので目線は下か。
円も結局20日SMAに押さえつけられてるので目線は下寄りか、って感じ。
つまり、来週の戦略としては・・・・・・
①ドル高が継続→ユーロ・豪ドル
②ドル安→ドル円・ポンドドル
③クロス円のロング(円は結局下に行きそう)
というシナリオで臨んでいこうかと思う。もちろんFOMCの後はその後の流れでついていきたいところだが、今のとこそういう目線をメインに据えてチャートを見たい。
ドル円
13週SMAにべたべたはりついての遷移。下に行くと思ってる人は少なそうだけど、そういう時こそサプライズで下に行くといよいよ地獄だからねえ笑
もしここで下に行くのであれば、ジャクソンホールまで108円〜109円ぐらいをうろちょろする可能性がある。
あとよく見ると月足の雲に阻まれて上値が非常に重い。この展開がずっと続いている。
まあ、ずっと続いているということはブレイクの機運も高いとも取れるけれども・・・・・・。
日足で見ると、結局109.77の水平線を越えられず、一方で20日SMAのサポートも効いているという状況。
チキン利確しちゃったけど、個人的には下に行くことを希望する、って感じだけど、これはどっちに行くか、っていうシナリオが見えてない状態で触らない方がいいチャートに見える。
4時間足を見てもそうね。
今利いているのは1時間足のこのトレンドラインか。気づいていれば上げ止まりも想像ついたのにな。美しいラインだ。
つまりこの状況でドル円が上に行くのはちと難しいので、月曜はドル安か円高スタートが望ましいといった感じ。
とりあえず指値を109.35に置いておく。
ユーロドル
ユーロドルは月足を見ると、このような三角持ち合いを形成しており、その頂点でダブルトップを作る形になっている。
つまり、このままドル高のトレンドがでてきた場合、安くなりやすい地合いをしている。
週足のこの下降トレンドラインは今のとこいい感じにハマっているのでこれを軸にしたとしても、目線は明らかに下である。
とはいえ、直近の上昇トレンドに対してダブルトップのサイズが大きすぎるというのが懸念点ではある。そして各種SMAが上向きなのが気になりますね・・・・・・。
つまり、下降トレンドだ!!!!と断言できる状況ではまだない、といったところか。
一方、日足だとトレンドラインを明確にワンタッチ後ブレイクしており、20日SMAも横ばいに近づいてきているので、この局面であれば戻り売り狙い。
で、その戻りの目安だが、フィボナッチを引いてみると、0.5と0.62あたりがあやしいといった感じ。62%戻しの位置まで戻るとサポレジ転換が期待できるので、ここまで引きつけたいので、このあたりに指値をばらまくのが基本戦略。
ポンドドル
今はドルが注目の相場なのでドルを見るわけだが、トレンドライン下端でせめぎあってるのがいまのポンドドルの状況。
つまりここでドル安になればポンドは強いし、ドル高になればトレンドラインをブレイクするだろうって感じ。
日足で見るともみもみしてて、なんともやらしい感じ。一応下には行ってるけど、20日SMAは横ばい。
1時間足で見るとこんな感じ。ユーロドルに比べるとあまり雲行きはいい感じには見えない。
ただ、62%戻しのあたりに20日SMAが存在しているので、もしドル安の反発があればここを目処にしたいといったところ。
ただ正直、ここまでポジションを傾けるのは失策なので、不利なほうのポジションは建値決済の指値を仕込んでる。
一応、週足・日足のトレンドラインとデイリーピボットが重なってて、そこでダブルボトムっぽい形になったから成行と指値で入ったんだけど、思ったより掘っちゃったなあ、って形です。ユーロドルのピボットまでは見えてなかったので、これは僕の失策というか、トレンドラインに対する過信でした。
まあ、月曜に急に動いたりしなければ微損撤退で済むだろうし、このレート帯で動かなければ微益で終わることができるとは思う。
けれども、逆張り大好きマンの血が騒ぎすぎた感はありますね・・・・・・。リスクリワードに対して結果的にポジションが傾きすぎてるので、はやいとこ解消したい。一時-10pipsぐらい行ってちょっとメンタルやられかけてましたもん(笑) ガチホして、結果助かってるけど・・・・・・。
豪ドル
月足。ここで逆三尊を作りに行けば美しそうに見えるけど、下降トレンドに対してサイズがでかすぎるのでその線は切りたいかな。
ただ0.8を越えさせたくないという声は聞いてるのが現状って感じですかね。まあ月足見てもなんもわからんな。
週足だとダブルトップ気味。上昇トレンドに対するサイズ感も1/3ちょいと、まあ悪くないサイズ感。つまり下目線というのはアリ。
一方、日足になると一転してなにもわからんくなる(笑)
一応20日SMAが下向きになってることがわかるが、まだボリンジャーバンドはスクイーズしてる。
ここで下に行くなら大きく吹く形ともいえるので、いいところがあるのならショートしたい気持ちは強い。目安としては20日SMAだが・・・・・・
4時間足。なんか、ユーロやポンドと比べるといまいちしっくりこないチャートっすね・・・・・・。
目線は下に持ちたいけど、正直エントリーすべきでない感じはする・・・・・・。もっとわかりやすい形が出るまで静観かな。
ドルフラン
予想としてはドル安だけどドル高になってくれないと困る、といういつまでも捕まってるドルフラン。
底堅さは感じる(からホールドしてる)が、いまいちきっかけがない・・・・・・。リスクオフのフラン買いなんだろうなあというのは感じるけど、はあーーー鬱陶しい、、、って感じ(笑)
一応、20日SMAに触れたわけだが、このまま勢いで上に行ってくれないとマジでゲボ吐きそう・・・・・・(笑)
一応まだトレンドラインがリスペクトされてるからホールドするけど、早くラクになりてえなあ・・・・・・(笑)
ユーロ円
クロス円のロング狙いというのは変わってないわけだが、サポレジ転換が起こる水平線まで引きつけてロングという目線は変わらない。
ただ、ユーロ自体の目線は下なので、ユーロ円を買うべきか、というのはちと疑問。チャートの形が良ければ、という感じ。
まあ、この水色水平線まで引きつけられたらロングしたいけどね。
ポンド円
ポンド円も似たような雰囲気はする。ロングを積極的にしたいなら水色水平線まで引きつけたいが、今の水準もサポレジ転換ともとれる水平線をひこうともえば引けそう。
20日SMAもまだ上向きだし、ポンド単体で見てもユーロより強そうな感じが今のとこするので、ロングするのはアリ。そういや日足トレンドラインの中央線もあるんだよなあ・・・・・・。
大陽線の部分にフィボナッチを引いてみると、62%戻しの部分がいい感じに見えるので、ターゲットはこのあたり。それがだめなら78%戻しのあたりにある水平線を狙うことになるけど、中央線をターゲットにするなら62%戻しにターゲットを定めた方が良さそう。
まあ、あくまでもポンドが強くなるシナリオであれば、って感じだけど。
豪ドル円
依然として雲を抜けているので目線は上なんだけど、豪ドルが弱いのがなあ。あまりトレードしたいとは思えない。
とはいえ、週足を見ると13週SMAにべたべた張り付いてる状態で、まだ傾きはプラスなので目線は上。円安の強さを感じますよね。
日足は見事な三角持ち合いなので、これを抜けた方向についていくというのが基本スタンスになるのかな。なんていうか、豪ドルは今手を付けるチャートじゃない気がするので、エントリーを狙うならユーロかポンドかな。
ユーロポンド
ユーロとポンドの力関係ですけど、この月足のチャートを見てもユーロ安を支持したくなる。
週足は、SMAは弱いけどローソク足はよくわからん・・・・・・。水平線が底堅そうな感じはしますけどね。
日足。これを日替わりチャートを見るか、上昇トレンドラインに対するブレイクワンタッチで下抜けと見るか、って感じですけど、やはり目線は明らかに下。ここで水色の水平線をしっかり下に抜けられるかはかなり重要。日足の雲も上にある。
ユーロオージー
正直よくわからんペアだが、20日SMAが上、サポレジ転換が起きそう、という観点でいえば、ロングのエントリーをするには良さそう。
ユーロは弱いんだろうけどオージーも弱いんだろうって感じの相場観だし、チャート的な入りやすさでいえばこれはアリ。
4時間足だとダブルボトムになってて、MACDもゴールデンクロス気味。ちょっと戻しを待って入りたい形ではある。
1時間足を見ると、いいトレンドラインが引ける。すでにワンタッチしてるけど、ツータッチ目で逆三尊が完成するので、ロングで入るならそこ、って感じ。
ポンドオージー
月足の雲に阻まれて下落中、というのが気になる。オージーは意外と強いのか・・・・・・?それともポンドが弱いのか・・・・・・?
とはいえいずれも僕の相場観にないものなので、だからこそこいつの動きは注視したいところ。
週足で見るとこう。こうして見ると、もしかしてポンド安というシナリオも考慮に入れる必要はありそう。
日足で見ると、今は20日SMAでサポートされている状態。傾きもプラスなので目線は上でいい。
つまり、こいつを下に明確割れしてくるようであれば、ポンド高の目線は間違っていたことになる。そういう面でこのチャートはよく見たほうが良さそう。
4時間足。少なくともこのピンクの水平線を下に割らない限りはポンド高目線継続、って感じかな。
ユーロオージーと違って、これ単体でトレードしたい形ではない。
1時間足だといいトレンドラインが引ける。この中に収まっている間はポンド高という目線で良さそうな感じ。
豪ドルを現状トレードしたくない以上、ユーロとポンドを主軸に見てくのがよさそう。
まとめ
ドル高延伸シナリオ
つまりいまホールドしてるポンドドルが全くの含み益にならないようなプラン、あるいはユーロドルの戻りがあまりにも浅すぎる・・・・・・つまりドル高がこの勢いのまま加速していくようであれば、少なくともドルインデックスのトレンドライン上端までは待機、ロンドンもしくはNYタイムでの反転を狙いにいくシナリオ。(さすがに永遠にドル高になるとは考えづらいし、ドル高の流れに乗るには遅すぎる)
でも、ポンドドルが重要なトレンドラインをブレイクすることを意味し、ポンドが弱くなる形になるのでこの場合狙うとしたらユーロドルの反発狙いが案その1。目安としては4時間足のトレンドライン下端の反発をスケベロングできたら。
とはいえ、このような状態で逆張りするのは気に入らないので、ドルスト以外のトレードを、と考えるとポンド円かユーロオージーみたいなとこあるけど、このパターンの場合ポンドの行き先が微妙ということでユーロオージー一点狙いが正解ルートか。
結局ドル高シナリオ:メインプラン
スケベロングが成功し、ある程度のところで利確できればドル高方向にポジションを持つシナリオ。
この場合はユーロドルかドル円が第一候補。ユーロドルであれば62%戻しの1.216、ドル円ならば20日SMAの109.35水準まで引きつけたい。
逆に、そこまで戻らずに行ってしまうパターンもありうるが、その場合は深追いせずユーロオージーを取りに行く。
ドル安シナリオ
この場合はスケベロングを伸ばすだけでいい。ユーロドルの戻りが深い場合が該当するが、正直この流れでドル安が続くとはあんまり思えない。
とりあえず月曜日は、傾きすぎたポンドドルの解消を第一目的に、どこまでドルは戻るのか、あるいはドル高が加速していくのかを見極める必要がある。
ただ、ドル高がここで加速してしまうと正直もうドル絡みのポジションは持てないので、基本的にはわかりやすいユーロオージー狙いかな。
そんな感じですね。今週は金曜の動き方がクソでしたけど(お試しバイナリでスったし)、週の合計ではプラスで終えられたのでいいでしょう。
調子良い日が続くと調子乗りがちですからね。自己否定できる日が1日あるのはいいことです。
ということで、来週もプラスで終えられるといいですね。がんばりましょう。