2021年3月 第二週の眺望
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相場分析の前に、来週の目標
分割エントリーの機械化
エントリーポイント自体はある程度選定しているというか、別に負けは発生するものとして捉えてるので現状問題視はしていない。飲食店でグラスが割れるのと一緒。
ただその「リスク管理」はできているとは到底思えないので、そのへんを「メソッドとして機械化して実行する」ことを目先の目標としたい。
エントリーポイントによっては「ほんとはもっと引きつけたいところ」と「ここで入ると決め打っている」ところに別れたりする。それを前者では「ナンピンが可能な箇所(あるいは前提となっている箇所)」と捉えることができるが、この2種類のエントリーポイントを同じポジションで入っていることが損失を拡大させる直接的な原因ではある。
理想を言えば、その「引きつけたいポイント」まで引きつけて入るのが理想ではあるが、そこまで到達せずに行ってしまうこともちょいちょいあるので、打診のエントリーが別に悪というわけではないが、そのエントリーが打診的なのか、本当に入りたいポイントなのかをちゃんと判断して「機械的に」ポジションを決めていきたいところ。
機械的に、というのを強調してるのは、こういうのは欲が入るとよくない結果になるというか、今も頭ではわかっているけど実際エントリーしてみると雑になってるのが露呈しているわけで、だったら「ナンピンポイントがある場合、そこを本チャンとする」というのを「思考停止で」エントリー手法に組み入れた方がストレスがなさそう、という思惑からである。
指値の活用
それに関連して、「指値」を「使うべきところで使う」のも目標にしたい。
1月で大損こいた原因がこの「指値の放置」であったのだが、チャートを監視できている状況下では指値は有益に働く。
特に「決め打って入る」ところでは指値を活用した方がいいんじゃないかとは思う。
もちろんこの指値は「より有利な価格で入れる」メリットはあるものの、「市場の反応を見て入れない」というリスクも伴う。でも、結局ブレイクワンタッチで入ってる時とか反応を見る間もなく入ってる感がすごいので、しばらく指値を活用してやってみようかなと思う。問題が吹き出したらやめよう。
大事なのは「チャートを見てる時に指値をセットする」というとこですね。外出中とかは指値は外す。
短期足でのトレンドライン準備
で、先週かなり頻発したのが、エントリー後に短期足のトレンドラインに気づく(より有利なポイントが見つかる、損切りラインが遠のくetc…)という事故が多発した。
もちろんラインというのは気づいてない以上しょうがないのではあるが、トレンドラインなんかはエントリーを決めてから引くものではなく、予めチャートチェック中に"引いておく"のが正解なんじゃないかなと。トレンドラインは引いてあるだけで仮説をたてやすいので、今週は積極的にラインを引いてやりたい。
来週の眺望
ドル円
いやあ、壊れ相場ですね。もはややることがない(笑)
スタンスとしては押し目を拾いたいところではあるが、誰にでもわかる調整が来るまでもう待つしかないかなと思いつつ、豪ドル円の上昇がいつまでも続いたことを省みると、敢えて乗るのもアリなんだろうか。
年初のあたりから豪ドル円ってこんなんでしたからね。いつ上げ止まるのかとずっと逆張り狙ってたけどついにここまで来てますからね。ちょっと気に入らないけど「流れに乗る」っていうのを意識して、浅めの押しでも入っちゃうのはアリかな。株も結構ヤバそうだしドルが上がる公算は大きいワケだし。
まあ問題は円がどうなるか、なんですけどね・・・・・・。もう永遠に売られてるんだけど、調整とかないんか・・・・・・?
相場が急すぎてついていけなくなってるんですけど(笑)、押し目買いが来るとしたらこの直近安値、逆にここでダブルトップを形成して調整に入る流れならこの月足のラインかな、という風に捉えてる。
ただ、ドル円で下を見るのはちょっと危険かも知れないので、できれば押し目買いスタンスで臨みたい。そんな相場。
あと結局円が下がりすぎて、いつ買い戻されるか不安だし、3月ということでレパトリの動きもあり得るので、あんまり円絡みは触らないほうがいいんじゃないか説すらある。とはいえ、円を買い戻したい奴ら(つまり実需勢)の気持ちになってみると、このドル円が高騰している時にガッと買い戻したくなるわけで。
で、そのラインは109円ぐらいなのかなあという目線ではいる。とはいえ、いかんせん金利の上昇・株安によるドル高が進んでるからなあ・・・・・・。
ドルインデックス
ここでドルインデックスを見ると、つまりはこの三尊の形崩れがリスペクトされた形になる。テクニカル的には、ここいらで反転し(日足トレンドライン、水平線および月足水平線による抵抗、および92というラウンドナンバー)、三尊の肩である91台まで戻して再び上昇する流れがチャートパターンである。
その動きを支持するかのように、実はドル自体の動きは夜8時から止まっている。雇用統計で一旦跳ね上げたものの、やはり92の壁は厚く売り圧が働いている。そして結局日足のトレンドラインに阻まれているので、ここで売りを仕掛ける優位性はある。
もちろんドルが強い地合いなので、これが単なるスピード調整でしかなく、再び上に突き抜ける可能性もこの地合いだと十分あり得る。なので、どちらかというと、このドルインデックスの動きを見てドル売りかドル買いか、ってのを選んだ方がいいかなと思う。
ドルが強くなるならドルストレートのショートを、ドルが弱くなるなら、ドル・円ともに過熱感のあるドル円のショートが美味しそう。ということでドルの初動を見極めるまではドル絡みは触らない方針で良さそう。
ちなみにこの時点で三角持ち合いを上に抜けかけている。これがダマシとなるのかを注目したいところ。逆にダマシになるようであれば目線を下に切り替えて早めに仕掛けていくのはおもしろそう。
ユーロドル
さっきのユーロドルと狙いは一緒、つまりチャートパターン的には上に行く場合、かなり目安をつけやすい。
一旦上昇し、1.2あたりで日足トレンドラインにぶつかり反発、というシナリオか。つまりドル安方向に行く場合はかなりわかりやすい形をしているので狙いたい。
逆にドル高方向に行くようであれば、もうどこまで落ちるかわからんから関わりたくない感じ。
週足で見ると、抵抗帯はこのあたり。結構間が空いているので、下落を狙うのもアツそう。
でもまあ、明らかに日足のこのトレンドラインが効いてるし、一旦1.2まで上がって下がっていく動きが一番自然なんじゃないかな。4時間足のRSも30切ってるわけだし。さっきの週足のチャートで三尊を作りに行くパターンを一応想定してはいる。4時間足だと逆三尊崩れになるパターンが一番アツい。
ただ、1時間足で見ると、まだまだ下落余地はあるので、ここが底だと見るのはまだ早い。やはりドルはもう一上げあると見ておいた方がよさそう。上昇パターンが出ればその時に入るイメージで。
ユーロ円
目立った押し目が来るまで触りたくないペアではある。
正直やることないんだよな。とりあえず円はいま安すぎるので、一旦戻りを待つ方針に変わりはない。週足ライン(127ミドル)まで落ちてくれるのが理想だが、日足ライン(128.4)までしか下落しないかも。ドル買いがどこまで他通貨に影響を与えるか、って感じですね・・・・・・。ユーロって材料がよくわかんないからこいつ自体がどういう動きするのかわからん。
ただ、もし上に行ったらピンクのラインでショート、下に行くなら青のラインをブレイクし掘ったところを、日足のラインを根拠にロング、っていう風に入れたら入りたい。この日足のトレンドラインと水平線を破るとなると、相当ユーロが弱いことになる。そこはユーロドルの動きも見つつ判断って感じかな。
ポンドドル
上げ止まった点から、意識されているチャネルがこれであることが確定した。(過去に何度か反応してる)
というか今まで引けてなかったことに驚き。完全にウェッジだと思いこんでた。
とりあえずポンドドルの目先は下かなあといった感じもする。もし上に行くなら、ダブルトップになって直近高値で反発するか、って感じ。ドル高局面に於いて、ポンドがそれ以上に強くなるかどうかは現時点ではわからない。
まあ、少なくともここで上がるビジョンはあんまりないかな、って感じ。
逆に、ここでこう三尊を形成していると見ると、ちょうど今がブレイクワンタッチのタイミングでめちゃめちゃ売りたいペアではある。一旦のドル安予想とは真逆を行くパターンだし、ポンド安は今持ってるユーロポンドとポジションが重複するのでショートは持ちたいけど見送りって感じかな。
逆にロングを持つのはおもしろいかも。三尊の形崩れはかなり強いチャートパターンになりそう。ただやっぱりドル主導相場って考えると、ドルのロングは現状スケベロングできる位置に留めておくべきでは、と思う・・・・・・。ロング持つならクロス円の方がいいでしょ。円が高くなる理由ってないし・・・・・・。
ただレパトリが怖いんだよな・・・・・・。とはいえ、過去5年の円指数の日足とか見てると、正直「傾向」は確かに感じられるけど、結局なんでもないみたいな年もあるしなあ。特定の日だけ跳ね上がってるとかあるけど、別にそれに規則性とかないし、あくまでも「可能性」に留めておくべきかなあとは思う。
とはいえ、円が明らかに下がっている年っていうのは体感少ないから、クロス円の調整は3月に来る可能性は高めに考えておいた方がいいかも。
ポンド円
週足トレンドラインを抜けなかったので、週足ラインは修正の必要なし。現状めちゃめちゃ売りたいペア。
っていうか打ってたけど建値ストップに触れちゃったんだよねえ・・・・・・。
とはいえ、やっぱり相変わらず円の動きがまだわからんし、ポンドがそれ以上に弱くなるなら持ってるユーロポンドで良くね???みたいな話になってくるし、現状ショートで取引するのはリスク高いかな。入るなら青のラインにタッチした瞬間に入るべきだった。
ただ、一旦緑のトレンドラインを割る動きをして、それが月足ライン帯での抵抗によりダマシになって戻ってきてるわけだから、結局どっちが勝つか見届けるまでエントリーしない方がいいかも。
ピンクのラインまで掘ってロングとかでいいんじゃないっすかね。とりあえず少なくとも月曜はトレードしなさそうなのでアラートは置かない。下に行くんだったらユーロポンドでいいし。
オージードル
ゴミカスみたいに弱いチャート(笑) 週足トレンドラインを明らかに割ったので、ブレイクワンタッチ狙いで売りつけたい。ドル安になってくれれば絶好の売り場になる。なんなら月足ラインのお墨付きで、見るからに三尊パターンに入ってる。
こんなん、ここで売らなきゃ男がすたるレベルでの売り場。狙いは赤ラインか、引きつけられるなら水色ラインまで引きつけてショート。
とはいえ、日足レベルなので短期の目線は上。よってここをロングで入るのもおもしろそうなポイントではある。ピンバーっぽくなってるし。
ちなみに15分足で見ると絶好の買い場になってる。直近安値に反応したタイプのダブルボトム形成からのトレンドラインへのワンタッチ。
まあ入れなかったけどもう一掘りするんだったら入ってもいいかな。ここはちょっと出遅れた。
豪ドル円
うーん・・・・・・こんなんどうとでも取れるんだけど、目先は下かなあ。日足のトレンドラインに反応して上を目指すかどうか、って感じ。
オージードルが下がっても豪ドル円は上がり続けた過去があるだけなあ。そういや謎に緑のトレンドライン2本入ってるけどこれなんなんだろう。
なるほどなあ、これはどっちとも取れるラインですね。逆にウェッジを示唆してる強い上昇トレンドラインってこれ意識されるんかな。一応コロナショックの安値とつなげてるんだけど。
なんかなあ、別にここで買ってダブルトップ目指してもいいけど、目線はどうしても下に行っちゃうんだよな。とはいえ下を示唆する明確なパターンが出てるわけでもないので、現状は取り扱わない、って感じかな。
日足のラインまで掘ったらロングしてみてもいいかも。押し目回転を狙う勢力がどれぐらいいるかわからないけど・・・・・・。
ドルフラン
なんだこのチャート、キモすぎだろ(笑)
こういうトレンドラインができてる。この流れに乗るなら、ここで押し目買いをしたいところ。狙うは三尊形崩れか。
こういうレンジで阻まれてるので、上か下の水平線を根拠にショートで入りたい。フラン安に対する調整狙いですね。
逆に上に行くようであれば追っかけてもいいのかなあ。ドルの動きを見て判断って感じかな。
フラン円
なんかこう見てると明らかに目線が下なんよね。ダブルトップ。
とりあえずポジションを持つとしたら現状下、って感じ。週足トレンドラインに対する反応を見て、そこでその後の方向を決めるイメージ。まあどのクロス円も一緒のこと言ってると思うけど。
ただ現状は週足ダブルトップの形をリスペクトしたいので、可能ならばショートを持ちたい。ピンクのラインまで上がることがあれば一旦そこでショートを持つし、逆にこのまま水色ラインを割ったタイミングで、ブレイクワンタッチを狙ってショートを仕掛けたい。そんなイメージ。
ユーロポンド(買6.5枚保有)
現状捕まっているユーロポンド。週足で見るとこんな感じで、正直よくわからんな。ただ、月足のラインに反応しているのは確かなので、現状はその優位性に張ってる。
6.5枚なんてポジション量になってるのはただの僕のミスです。結局ナンピンするハメになってる。ここ負けたら損失は1万とかになる。はあ。
現状、ユーロドルが上目線、ポンドドルが下目線なので一応このこのロングの優位性はギリ保たれている。それはこの4時間足のトレンドラインに対する下ヒゲによく現れている。
赤ラインと重なっているということでかなりここの抵抗は厚く、だからこそリスク承知で6.5枚も張ってしまってるのであるが、ここを破られるとなるとだいぶ展開が読めなくなる。ブレイクワンタッチを起こせばショートを持つ気満々である。
とはいえ、もうポジション持ってしまっている以上「上がれ」と念じることしか僕にはできない(笑)
一応0.86あたりで損切りを考えてる。平均約定価格が0.86170なので、17pips、まあ1万ちょっと超えるぐらいかな。(損切りラインがこう遠いのもこのエントリーの失敗加減を物語っている)
いい感じに反応して上昇はしてはいるものの、いかんせん売り圧もすごい。このピンクのラインもタッチするの3回目でいよいよブレイクの機運が高い。助けてくれ・・・・・・。
ポンドオージー
結局この日足の三尊がどうなってるのかがすべてみたいなとこある。ただ、形としてきれいなのは、ここで下落を見せてくれることか。ポンド安豪ドル高か・・・・・・。
いやあー・・・・・・ショート持ちてえよなあ・・・・・・。まあこれもユーロポンドとカブるんだけどさあ・・・・・・。200日SMAもあるし、ここでショートを持つ優位性自体は高い。一方で「じゃあどこで持つか」ってなった時が非常に難しい。
一応青のレンジでショート仕掛ける計画ではいるんだけど、別にそこから上に行くのがありえないわけじゃないからなあ、って考えるとね。むしろここから上がるんならそれこそ吹きそう。いやな局面である。
逆に青のレンジを下割ったとこでショートに入ると、それはそれで遅すぎるんだよな。こういう長期足のレンジ、もしかしたら僕苦手かもしれん(笑)
長期的には明らかに上目線。週足直近安値、月足トレンドラインに思いっきり反応してる。やっぱユーロ優位なのはここでも変わらんわけだ。ただちょっと離れてるのが不安だけど。
狙いはこの日足のトレンドラインブレイクからのワンタッチ。直前にツータッチしているからブレイク機運は高いが、まだ下落の可能性は残されている。(というかこれが下がるようであればかなりマズいユーロ安かも)
おそらく意識されてるのはこのライン。ピンクのラインまで引きつけたら一旦ロングで入りたいかも。
ただ、こういう中途半端なとこのエントリーこそ枚数減らすべきなんだよね。これは分割ではなく「自分はちょっとスケベなとこで入ってるんですよ」という自覚がある場合のポジションの持ち方というか。勝負できるとこじゃないけど、上昇の目はあるから迷ってる時どうするか、っていうメソッド、そういや自分の中にはなかったよな。
目先の狙いとしては、この下降三角が下にブレイクされ、ピンクのラインにタッチして戻ってくる動き。ここに突っ込みたい。
とはいえ、青のラインに反発する目もあるわけだし、青のラインに1枚、ピンクのラインに2枚賭けるみたいなやりかたの方がいいかも。
逆に下降三角が否定され、黄色のトレンドラインへのブレイクワンタッチを起こすような展開であれば、そこでロングしたい。
が、結局ユーロポンドとポジションかぶってるのがなあ・・・・・・。
ユーロフラン
引けるラインとしてはこんな感じ。まあ反発はするよね。ここでもフランの調整が示唆されている。
とはいえこのペア、あんま取引するつもりもないのでテキトーに見てる。
日足だけ見てると、押し目とも取れるし天井とも取れる微妙な形。気持ち的にはショートしたいが、日足の三尊が確認できるまで入ることはできなさそう。かといってロングは上値が重そうだし、RSI的にもやりたくない気持ちが強い。よって静観。
ランド円
実は一応監視対象に入れてる新興国通貨ペア。基本的に週足レベルの根拠がある時だけ入ろうと思ってる。(つまりここのショートを取り逃した)
まあしばらく静観かな。やることなさそう。
っていうか、あんなえげつない円安だったのに、それでも下がってるってどんだけ弱いんだこの通貨。
ほんとはドルストでやりたいんだけどなあ・・・・・・。こういう意味わからん通貨を、さらにクロス円でやるのって難しいと思う。(でもYJFXはこの組み合わせしか取り扱いがない。なぜだ。)
さいごに
とりあえず一通りチャートを見たわけだが、結局ドルと円の行方(過熱感に対する調整は来るのか)次第なのかなあと。
それ以外だと、ドルストでもチャートパターン上ではユーロが上がる雰囲気だけは出てる。ポンドは下落、豪ドルは現状短期足のブレイクワンタッチで上目線、って考えると、ユーロがあそこからもう一段下を掘りにいかない限りはユーロポンドという組み合わせは正解かなと思う。ちょっとプロスペクト入ってるかもだけど。
これまたいろんな節目が見受けられるので、隙を見つけては入っていけたらなと思う。来週はポジション量のコントロールが課題だなあ。がんばろ。